令和6年度理事長年度初めのあいさつについて

令和6年4月1日(月)に年度初め式を開催いたしました。

班長各位の出席のもとに理事長があいさつを行いました。

理事長あいさつは、以下のとおりです。

令和6年度  年度始め式あいさつ

令和6年度の始めにあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
職員をはじめ理事・班長の方々にもご出席を戴き有難うございます。
  
シルバー人材センターは地域の日常生活に密着した就業機会を提供することにより、高齢者の社会参加を促進し、地域の活性化に貢献する重要な役割を担っております。

現在、人口減少・少子高齢化が進展し、人生100年の時代と言われる中、会員の皆様が、これまでの知識や経験・技術を生かして活躍されている事は、地域社会の大きな期待に応えることになります

令和2年4月以降、新型コロナウイルス感染症の影響により様々な制約を受ける中での事業展開でありましたが、順調に進展し、令和5年度における当センターの事業実績は過去最高の令和4年度を上回る水準で推移しており、役職員をはじめ会員の皆様のご努力に感謝を申し上げます。

社会や時代の変化によって地域のニーズも変化していく中で、現状に対応した事業展開も求められています。

一方、高齢者の就業意識も変わり、多様な就業機会の創出が必要になっています。このように社会状況が変化する中で、昨年3月の子ども第三の居場所開設に伴う受託事業や、剪定木をチップ化することによるSDGs持続可能な社会の実現に向けた独自事業を進め社会貢献に繋げてまいりました。
こうした新しい事業への取組みは、これまでのシルバー人材センターのイメージチェンジを図るとともに、職種の拡大によって新たな分野の人材を確保することになり、入会促進や退会抑制策と相俟って会員拡大も図られたところであります。

また、センター経営の基盤強化を図る観点から、デジタル技術の活用推進を継続するとともに、会員のデジタルリテラシーの向上に努め、会員に対するスマホ教室・パソコン講座の開設、タブレットを活用した業務連絡等により、運営の一層の効率化を進めてまいります。

さらに、今年秋、施行されるフリーランス法におけるシルバー事業(請負・委任)契約見直しについては、デジタル化による会員・職員への周知、事務処理等、準備に万全を期し、円滑な移行が必要であると考えております。

今年度も会員の増大を図りながら、センター運営については効率化を意識しつつ、市民や会員の意識の変化、地域のニーズを的確に把握し、新たな発想・視点をもって、就業機会の提供に努めるとともに、地域の活性化に取り組んでまいりたいと考えております。

今後も、市民に信頼されるシルバー人材センターとしてスムーズな運営ができるよう皆さんとともに努力していきましょう。

最後になりますが、皆様が健康にご留意され、ご活躍されますよう、ご祈念申し上げ、年度始めのあいさつと致します。