シルバー人材センター事業の設立経緯
国民の長寿化社会は、援助介護が必要な高年齢者と、健康で働く意欲の十分ある高年齢者が確実に増加しています。昭和50年に江戸川区に最初の「高齢者事業団」が設立。昭和54年に国において、「第4次雇用対策基本計画」が、に閣議決定され、常用雇用的な就業ではなく、高年齢者が多様な形態で就業の機会を確保されるよう努力するという内容。昭和55年度から団体名称を「シルバー人材センター」と統一し、補助事業名を「高年齢者労働能力活用事業」として本格的な事業展開が始まる。 昭和61年に「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」が施行され、国及び自治体の責務が規定されました。内容は、定年退職者及びその他の高年齢者の就業機会の確保のために必要な措置を講ずるよう努めることとされ「シルバー人材センター」も位置づけられた。
理事長あいさつ (令和6年仕事初め式あいさつ)
令和6年度 年度始め式あいさつ
令和6年度の始めにあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
職員をはじめ理事・班長の方々にもご出席を戴き有難うございます。
シルバー人材センターは地域の日常生活に密着した就業機会を提供することにより、高齢者の社会参加を促進し、地域の活性化に貢献する重要な役割を担っております。
現在、人口減少・少子高齢化が進展し、人生100年の時代と言われる中、会員の皆様が、これまでの知識や経験・技術を生かして活躍されている事は、地域社会の大きな期待に応えることになります
令和2年4月以降、新型コロナウイルス感染症の影響により様々な制約を受ける中での事業展開でありましたが、順調に進展し、令和5年度における当センターの事業実績は過去最高の令和4年度を上回る水準で推移しており、役職員をはじめ会員の皆様のご努力に感謝を申し上げます。
社会や時代の変化によって地域のニーズも変化していく中で、現状に対応した事業展開も求められています。
一方、高齢者の就業意識も変わり、多様な就業機会の創出が必要になっています。このように社会状況が変化する中で、昨年3月の子ども第三の居場所開設に伴う受託事業や、剪定木をチップ化することによるSDGs持続可能な社会の実現に向けた独自事業を進め社会貢献に繋げてまいりました。
こうした新しい事業への取組みは、これまでのシルバー人材センターのイメージチェンジを図るとともに、職種の拡大によって新たな分野の人材を確保することになり、入会促進や退会抑制策と相俟って会員拡大も図られたところであります。
また、センター経営の基盤強化を図る観点から、デジタル技術の活用推進を継続するとともに、会員のデジタルリテラシーの向上に努め、会員に対するスマホ教室・パソコン講座の開設、タブレットを活用した業務連絡等により、運営の一層の効率化を進めてまいります。
さらに、今年秋、施行されるフリーランス法におけるシルバー事業(請負・委任)契約見直しについては、デジタル化による会員・職員への周知、事務処理等、準備に万全を期し、円滑な移行が必要であると考えております。
今年度も会員の増大を図りながら、センター運営については効率化を意識しつつ、市民や会員の意識の変化、地域のニーズを的確に把握し、新たな発想・視点をもって、就業機会の提供に努めるとともに、地域の活性化に取り組んでまいりたいと考えております。
今後も、市民に信頼されるシルバー人材センターとしてスムーズな運営ができるよう皆さんとともに努力していきましょう。
最後になりますが、皆様が健康にご留意され、ご活躍されますよう、ご祈念申し上げ、年度始めのあいさつと致します。
令和5年1月吉日
公益社団法人 南さつま市シルバー人材センター
理事長 久保薗 秀德
シルバー人材センターの基本理念
センターは、『自主・自立・共働・共助』を基本理念として運営
就業にあたっては、誰からの指図も受けず、自主的に考え、会員それぞれが責任をもって、一緒に働き、お互いに助け合い、仕事を遂行する。
公益社団法人南さつま市シルバー人材センターの組織
シルバー人材センター法人概要
名称 | 公益社団法人 南さつま市シルバー人材センター |
住所 | 〒897-0002 鹿児島県南さつま市加世田武田17835番地1 |
電話番号 | 0993-52-2119 FAX番号 0993-52-0356 |
メールアドレス | msc3@po4.synapse.ne.jp |
営業時間 | 平日(8時15分~17時00分) 休日:土日祝日、年末年始 |
代表者 | 理事長 久保薗 秀徳 |
会員数 | 283人(男性:193人 女性:90人) (令和6年3月31日現在) |
法人沿革
平成3年4月 | 社団法人加世田市シルバー人材センターとして事業を開始 |
平成18年4月1日 | 市町合併に伴い、加世田市シルバー人材センターの事業を引き継ぎ、金峰町・大浦町シルバー人材センター(任意団体)と統合 社団法人南さつま市シルバー人材センターとしてスタート |
平成24年4月1日 | 公益社団法人南さつま市シルバー人材センターとしてスタート |