令和7年度年度初め式について
令和7年度の年度初めにあたり、久保薗理事長より班長さん方に対してあいさつがありました。

令和7年度の始めにあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
職員の皆様をはじめ理事・班長の方々にもご出席を戴き有難うございます。
現在、人口減少・少子高齢化が進展し、高齢者のより一層の活躍が期待される中で、シルバー人材センターは人生100年の時代を見据え、地域の日常生活に密着した就業機会を提供することにより、高齢者の社会参加を促進し、地域の活性化に貢献する重要な役割を担っております。
令和2年4月以降、新型コロナウイルス感染症の影響により様々な制約を受ける中での事業展開でありましたが、順調に進展し、令和6年度における当センターの事業実績は過去最高の令和5年度を上回る水準で推移しており、役職員をはじめ会員の皆様のご努力に感謝を申し上げます。
社会や時代の変遷によって地域のニーズも変化していく中で、現状に対応した事業展開が求められています。
子ども第三の居場所受託事業や、剪定木をチップ化する独自事業は、就業機会の創出とともに、女性・ホワイトカラー層など、新たな人材を確保し、会員と幅広い職種のマッチングが図られるとともに、高齢者の就業意識が変化する中で、これまでのシルバー人材センターのイメージチェンジや会員拡大にも繋げたところであります。
一方、昨年度は事故も多く発生しました。飛び石による事故や年末には草払い作業中に転落する重篤事故が発生しました。
「安全・安心なシルバー事業」の確立を図ることは、シルバー事業の根幹をなすものであり、会員がいつまでも元気で活躍するためには安全就業の確保と安全意識の高揚を図る取組みが更に求められております。
また、シルバー事業の変化への対応や、センター経営の基盤強化の観点から、デジタル化の推進を継続していく必要があります。会員のデジタルリテラシーの向上に努め、会員に対するスマホ教室・パソコン講座の開設やタブレットを活用した業務連絡等により、運営の一層の効率化に努めてまいります。
さらに、昨年11月からフリーランス法が施行されました。広報誌による会員・発注者への周知を図るとともに、移行時期と併せて事務処理変更等を想定しながら円滑に進められるよう検討しております。
今年度も南さつま市をはじめ関係機関団体と連携し、センター運営については会員の増大を図りながら、効率化を意識しつつ、市民や会員の意識の変化、地域のニーズを的確に把握し、新たな発想・視点をもって、就業機会の提供に努めるとともに、地域の活性化に取り組んでまいりたいと考えております。
今後も、市民に信頼されるシルバー人材センターとしてスムーズな運営ができるよう皆さんとともに努力していきましょう。
最後になりますが、皆様が健康にご留意され、ご活躍されますよう、ご祈念申し上げ、年度始めのあいさつと致します。